2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「喜劇 男は愛嬌」(森崎東監督) 「闇を讃えて」(ボルヘス) 「黒沢清の映画術」

「わたしたちが孤児だったころ(カズオイシグロ)」 やや消化不良。主人公の自己イメージと他者から見られた主人公の裂け目が、あまり効果をあげていないような。脇の登場人物たちもいまいちうまく絡んでこない。

ネオンくらげ(ラピュタ阿佐ヶ谷)

ゲームの規則(日比谷シャンテ) 何度見ても本当に面白い。

「鏡花と怪異」(田中貴子)、「ルイスブニュエル著作集」買う。

「わたしを離さないで/カズオイシグロ」 久しぶりに一気に読んだ。語り方、素晴らしかった。カズオイシグロの方法と内容がぴったり合っているように思う。記憶と主観のテーマに最高の題材、お膳立て。

「喜劇 女は度胸」(森崎東監督) 「マタドール」(ペドロアルモドバル監督) 死とエロスに囚われた2人の宿命の恋の話を、なんでこんなに脱線して語るのか。サービス精神だろうか。詰め込みすぎだが面白い。 闘牛で突き刺されて搬送される自分の、録画した…

『文豪怪談傑作選 川端康成集 片腕』(ちくま文庫) 「掌の小説」はとても好きなのだが、知らない話多く、どれも素晴らしい。特に「白い満月」。

エロスは甘き香り(藤田敏八監督) 面白い話だと思うのだが・・・ 主人公と桃井かおりのキャラクターがよくわからない。感情が見えてこない。シナリオではなく演出の問題と思う。 終盤の四人の朝食など、戯画化されて面白くない。

やわらかい生活(廣木隆一監督)、K's Cinema。 うまいなあ、と感心して、原作を読むとだいぶ違う。 リアリティ。自分のよく知っている人の話のようで、そういう感覚の取り入れ方と出し方がうまいと思う。 原作はモノローグだが、映画は、主人公に対する距離…