2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

吉岡実「薬玉」「ムーンドロップ」の面白さに突然気がつく。

復刊された「水の女 溟き水より」のたくさんのオフィーリア、「二人、あるいは国境の歌」(守中高明)など。 「フロイト全集17」など買う。

「ヴィオランタ」は素晴らしかった。今年一番印象的かも知れない。「天使の影」はファスビンダー色が強く、モノローグの多さに疲れる。警視総監がぐちるシーン、背中を向けたイングリッドカーフェンにカメラがゆっくり前進し、彼女が振り向くアップまでの1…

(恐らく)存在しない溝口健二のサイレント映画を、夢で見る。1人の武士が高い木々の狭間の小道を歩いていて、はたと立ち止まり、これまで正しいと思っていたことは全て間違っていたと気づくシーンだけ覚えている。

「シネマ2」(ドゥルーズ)「モーゼと一神教」(フロイト)「日本人の異界観」など購入。 鈴木清順特集全く見に行けない。

「ラ・パロマ」見直す。骨壷はしっかり映っていたが、骨壷に見えない。 「折鶴お千」原作の「売色鴨南蛮」(泉鏡花)読む。映画のほうがかなり膨らましている。そのため、映画の最後が小説と同じなのが歪みになって現れている。

「カンヌ映画通り」踊るキーラ・ニジンスキーの美しさとグロテスク。夢見るような表情。「トスカの接吻」と同じ。

「恋人たちの時刻」冒頭とその次で2人のキャラクターがまったく変わるのが面白い。いきなり走り出し鐘を鳴らす所など。

「折鶴お千」(溝口健二監督)、回想の奇妙な映画。山田五十鈴壮絶綺麗。主人公の17歳には苦笑。