2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「ドッグヴィル」と「バレット・バレエ」と「ジョゼと虎と魚たち」 「ドッグヴィル」舞台でやるより本物の風景で見たい。舞台でやることのメリットがわからない。いつ本当の風景に変わるのかを唯一の楽しみにして見ていたのだが、結局変わらず。寓意がわかり…

「親切なクムジャさん」「たまもの」「サマリア」 「親切なクムジャさん」後半が説明的で、説教臭い所がつまらない。後半の私設裁判は犯人の恐怖に注意を向けて欲しかった。フリッツラング「M」のように。悪趣味なユーモアは面白い。子供の幽霊が煙草すって…

「生贄夫人」「実録阿部定」「マインド・ゲーム」「片目だけの恋」 「生贄夫人」わかりやすすぎる展開で、調教プレイそのものを自分が楽しめないので、退屈してしまう。関係が捻れて行く感じ、調教が喜びに変わっていく過程と葛藤がもっと見たかった。ラスト…

ラヴ・ストリームス 3回目くらいで、以前見たのは2年くらい前と思うが、記憶と全然違う。最初のカットだと思っていたカサヴェテスの引きつった笑顔のアップは存在していなかった。ミニーとモスコビッツと混ざっているのかもしれない。しかし他にも存在しな…

「マイボディガード」と「アンソニーのハッピー・モーテル」と「天国までの100マイル」。 「死の谷95’」は物足りない第一印象。弟と嫂の再会場面がもっと読みたかった。他の人間関係ももう少し突っ込んで欲しかった。エロスも足りない。最後の手紙はい…

「火星の女(夢野久作の少女地獄)」見た。 「赤い雪 勝又進作品集」素晴らしい。

「本番レズ 恥ずかしい体位」と「カナリア」見た。 「本番レズ」はシンプルなストーリーで一組のカップルの関係の変化が描かれる。1人が語る天使軍と悪魔軍の闘いという妄想が変化の軸になっている。天使を示す三つのほくろ。ラスト10分が美しい。展望台…

家でシェルタリング・スカイとマリアブラウンの結婚を見て、夜、新文芸座でライフイズミラクル。シェルタリングスカイやっぱり駄目だった。肝心な所が抜けててどうでもいい所ばかり見せられてる気持ちになる。 風景が観光映像。エモーションを伝えない。紋切…

(秘)色情めす市場のDVD買って見た。すごかった。まいった。

ダンサー・イン・ザ・ダーク見る。 現実に対する想像力の優位。しかし、それは現実を変えることはなく、むしろ足を引っ張る。それでも、人の心の中では想像力が勝っている、という映画だと思って、現実がそれとは離れた痛いものであったとしても、全く悲しい…

KIKA見た。 愛の欠如によってラモンが仮死状態になる。 女の接触、触れることがラモンを甦らせる。 「トーク・トゥ・ハー」の反転。シンデレラ。 絶望した男の死を女が救うKIKAにおいては皮肉がつきまとうが、「トーク・トゥ・ハー」においては悲劇…

新文芸座で(秘)女郎責め地獄 と(秘)女郎市場。 (秘)女郎責め地獄 ひたすら素晴らしかった。

会社に電話がかかってきて、「○子さんのご家族ですか」と聞かれる。 「○子さんと思われる遺体が見つかりまして」 姉は一緒に住んでいまして、今朝もいましたから、別人です、と答える。 家に帰ると、いつも通り姉が夕飯を作っている。 子供の頃から好きな南…

シネスイッチ銀座で青春残酷物語。 面白い話だが、説明せりふや無駄な描写、展開、脇キャラクターが魅力的でないためにだれてしまう。二人の落ちっぷりがいま一つ残酷に見えない。 冒頭15分くらいは素晴らしいのだが、その後、展開がよろよろしていく。キ…

狂人が世界を救う 新文芸座で素晴らしき放浪者見た。 部屋の散らかし方は犬そのもの。 結婚祝いのボートがひっくり返り、晴れ着で浮かぶブルドゥー。水死体のように。 北斎展は最終日に行って失敗。混みすぎなので美人画だけ見た。

「ションベンライダー」見て演出講義受ける。 「セーラー服と機関銃」「はなればなれに」「三年身篭る」一部分。 通し演技させること。役者を動かすこと。その動きが必然的に、心理を伴っているように見えること。リアルに見えること。監督と役者もつまると…

元気出ず、まとめ買いして金なくなった。フィルム・ノワール傑作選DVD中古、ディスクユニオンにあった。「冷血」の新訳。「ロリータ」新訳は今日はやめた。ゼーバルト「目眩まし」、楳図かずお「姿なき招待」の復刻版、山田宏一「何が映画を走らせるのか」、…