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キッスで殺せ（アルドリッチ）
三つ数えろどころではなくわけがわからない。ただよう退廃感、虚無感はすごい。主人公が迷宮をぐるぐる回る虚脱感を体感させられる。最後の屋敷が燃える映像は素晴らしい。煙が出てくるカット。
沖縄やくざ戦争（中島貞夫）
スケールの大きな素晴らしい題材だと思うのだが・・・。沖縄の怒りそのものを体現する千葉真一がものすごく重要だと思うのだが、やり過ぎで漫画的になってしまった。「戦争だあいすき」には笑ったけど。
女囚７０１号 さそり（伊藤俊也）
素晴らしい
歌麿をめぐる五人の女（溝口健二）
割と呑気だが、些細な場面も面白い。飯塚敏子が美しい。田中絹代と奪い合いになる後半はマゾヒスティックな感覚が出ている。
残菊物語（溝口健二）
すいすい進んで目が離せない。やさぐれた花柳章太郎がいい。冒頭のスイカ切る場面、なぜかわからないが、凄く面白く魅力的。