「パッチギ」「ハウルの動く城
パッチギの川は魅力的だった。主人公が川を渡るところよかった。野原のデュエットもよかった。ハングル語と日本語で歌う主人公。それを見ている人々は映らない。
ハウルの師匠の魔法使いが主人公にとって他者になりきれていなくて、脅威として弱く、中盤に全く顔を出さないのが不満。元魔法使いのおばあさんの執着心はよかったが、主人公は炎を強引に奪い取るほうがよかった。分身/変身が底流にあって、ほとんど全ての登場人物が二つ以上の姿をもっている。炎自体メタモルフォーゼを意味している。魂と肉体の2つに分かれたハウルを一体に戻すことで映画も終わる。
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