朝日新聞の広告は本当に気持ち悪い。そこまで白痴化しているとは知らなかった。広告で自らそれを告白するとは。ああいうコピーが通ってしまう新聞とはなんなのか。

あらゆる物語の表現は、共同体に対する態度を表明せざるを得ない。それから逃れることはできない。意識してなくとも、はからずも、表明してしまう。

因習的な共同体を支持し、強化する態度か、共同体の不変ぶりまたは崩壊を郷愁や無常観等と共に見つめていくか、共同体に浸食される恐怖か、それとも、共同体との新たな距離をはかろうとし、別の可能性を見いだそうとするか。

夜、入った店の隣の席に「春の雪」の監督が座っていた。向かいの席の男に「ポリフォニックってなに?」と訊ねていた。

><