撮影終了。
映画自体でも、映画を作る過程でも、去年の失敗の原因をいちいち思い知らされる。
去年の撮影は、高感情表出家族状態になっていた。ネガティブなものが出てしまった。
信頼と責任の分担の関係を、自主製作の映画でどう作っていくか。

やはりシナリオが大事で、そこにどういう意図をこめているかが、演出の過程で、役者によって、より豊かになっていく。逆に言えば、各シーンの意図さえはっきりしていればシナリオはさして重要でないとも言える。シナリオ以上に映画のテーマに近づく表現が役者の動きや表情から出てくる。
かなしいということをどう表現するか。

自分自身の現在のテーマとしての関心は、生者が死者をどう扱うのか、死者を含んだ人間関係にあることがはっきりした。

昨日まで油っこい弁当ばかりで胃が重い。
景気づけにカリフォルニア・ドールスを見たくて仕方なくなるがDVDはアメリカでも出てないらしい。

撮影中、朝、寝過ごした日があり、夢の中で撮影部の女性に起こされて、目が覚めた。撮影には間に合ったが、その人の顔を見ると変な感じで、一日おかしな感じだった。