フィクション映画と現実、リアリティの関係。
デプレシャンの「そして僕は恋をする」を前半だけ。
人物に対する意地の悪い描き方と、目まぐるしく変わるカメラと、つなぎにくらくらする。
複数台のカメラでは撮れない位置なので、何テイクも、カメラの位置と動きを変えて撮影しているらしい。
人物はみな過剰で誇張されているのだが、それが現実の、生身の人間であるかのように見えるようにするために多くの工夫がなされている。