2006-05-20 ■ 五番町夕霧楼(田坂具隆)、三百人劇場 やや長い。夕霧楼の構造魅力的。 夕子の部屋に明かりがついていない、開けてみると布団で眠っている、という奇妙な場面あたりから話が妙に崩れておかしな方向にドライブし始める。 正純のセリフの意味はなんだったのか。 無垢時代への遡行としての心中。 あらゆるショットが端正で美しいためにかえって印象的に残る画面があまりない。 ■ つゆのあとさき(永井荷風) 観察・諷刺・風俗。