日曜日で、久しぶりに天気も晴れて気持ちよく、洗濯して、バイクで酒を買い込んで、昼間から家でビールを飲んでいたら急に気持ちが落ち込んできて、どうしようもなく暗い気持ちになる。
そのまま加藤泰の「幕末残酷物語」とエリックロメールの「モード家の一夜」を見てますます落ち込む。
幕末残酷物語の最後、分身同士の対決は見事。主人公が活躍し始めると沖田のほうが姿を現さなくなる辺りも、分身ものとして素晴らしい。
ヘンリージェイムズの「友だちの友だち」のことなど思う。あれは映画化されていないのだろうか。
藤純子は可愛いが、やや、話にうまく絡まなかった。赤子のような、丸い手のひらと手首。
モード家の一夜の意地の悪さ。カメラ、カット割り簡素で美しい。