何も共有していない者たちの共同体/アルフォンソ・リンギス(洛北出版)買う。
ジーンウルフ「デス博士の島その他の物語」は2・10発売予定とのこと。

低気圧偏頭痛。
こんな日は家で寝転がって本を読んでいたい。
Ipodjuana molina と adriana maciel が救い。

四畳半襖の裏張り(神代辰巳)を見る。永井荷風原作の、伏字の字幕がおかしい。
「ああ、××ます、××ます」とか。
江角英明が素晴らしい。
江戸のいき(媚態・諦め・意気地/九鬼周造)と新しい時代(帝国主義)の交錯。
初めて床入りする男女の一つの夜が過ぎていく間に、外では多くの日が過ぎ、事件が連発し、号外が出回る。時間が止まった場所で色事に溺れ、いつまでも果てない江角と、逢瀬の時にも「時間がない。5分しかない」と言い、あっという間に終わる二等兵
しかし、そのどちらにも映画は加担しない。どちらの男も犬のように物悲しい。
皮肉がわかりやす過ぎるところが、ときに退屈に思える。皮肉に回収されてしまうだけでは面白くない。それを超えたときに面白くなる。