森山大道「写真よさようなら」が3月に再発。今日知った。
自分にとっては、すべてのアート写真集の背後にたたずんでいるブラックホールのような写真集。写真の美術としての価値を吸い取ってしまう。極北であると同時に、既成の価値を壊す。
所持しているものは印刷状態が悪いので、きれいなプリントで見られるなら素晴らしい。しかし、
「写真よさようなら」は一切のプリント、ネガが現存しないため、今回の新装版は1972年の初版本を原本として制作されました。作者との何度かの意見交換により、判型は初版本よりも大きなサイズに変更、印刷はよりハイコントラストな方向とし、アレやボケはより強調される仕上がりになりました。
ということ。ネガがないのは本当に残念。現代の印刷技術でよくなっていることを期待します。

リハーサルを2日間見る。シナリオではぴんと来なかったことが少しわかる。人物の動き、人物同士の距離や接触で見えてくることが多くある。勉強になる。

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