塩田監督の映画授業。
騎兵隊(ジョンフォード)を見る。本当に素晴らしい。複数の感情、悲惨さとユーモアが同時に存在していること。全ての人間に言い分があること。そこに答えはないが個人と個人の間には理解と愛、または許容がありうること。少年兵たちの場面のあっけにとられるなりゆき、最後の、ジョンウェインの馬が走り去るときの、爆破の大きさに涙が出る。

木乃伊の恋(鈴木清順)を見直して、改めて改めて感心したのは、全てのカットにアクションがあるというか、むしろ全てのアクションにカットがあるというか、そういうことで、例えば2つアクションがあったとして、2つのアクションの間にアクションがない空白の時間があるとすれば、そこはカットが変えられ、別のアクションが入る、ということになり、アクションがない場面は存在しなくなり、そうでなければ、カメラのほうが動いている。

i am robot and proud の新譜が良かった。ポップで暖かい音のエレクトロニカrei harakami に近い感覚。