広口で背の低い、ガラス瓶に水が張ってあり、その底に小さな生き物たちが飼われている。顔を近づけて見ると、その生き物は小指の先ほどの、小さな牛たちで、脚を折り曲げて休んでいるもの、水底をゆっくり泳ぐように歩いているものなど沢山おり、かわいらしい。
朝、いつものように瓶を見に行くと、水が白濁して中が見えない。慌てて流しに行き、水を替えてやると、すでに半数以上が死んでいて、生きているものも、死んだものの背中に頭をもたせかけ、目は半分閉じ、苦しそうに口を開けている。
どこからか、水がまた少しずつ白く濁りだし、彼らの姿がぼやけて見えなくなっていく。もうどうしようもない、手の施しようがなく、悲しくて仕方ない。
というところで目が覚めた。