お昼、根津あたりを歩く。根津神社はつつじまつり。ムルアカ氏が町の小さな時計屋に入るのを見る。店の中で窮屈そうに腕時計の電池を換えてもらってた。

古本屋でフーコー「性の歴史」三冊揃。

傷だらけの天使」の神代辰巳監督の回(第4話)を見る。曲芸のようなほとんどプロレスのような役者とカメラの動きと、説明的な場面の排除で、魔法のような面白さとリズムが生まれるのが、その面白さや馬鹿馬鹿しさは突如、挽歌と悲しみに反転する。
人と人の間に、固定的でない、何が起こるかわからない不明瞭なつながり、関係が画面の上に生じ続ける。うねりのようなものが画面上、流れる時間と共にあり続ける。それは映画の場面がある固定的な感情やキャラクターの説明になっていないということで、だから見ていて飽きないし、何が起こるのか見当もつかず、どきどきする、すごいと思う。
もう1つの神代監督の回があるのはまだ見てない(第6話)。